試合区分:No.2662
開催期日:2021年5月8日
開始時間:15:00:00
開催場所: 白鷗大学大行寺キャンパス
主審:須黒 祥子
副審:山田 依美里,古畑 咲

東京医療保健大学 81 17 -1P- 21
20 -2P- 13
21 -3P- 23
12 -4P- 13
11 -OT- 04
-OT-
74 白鴎大学

東京医療保健大学

HC:恩塚 亨
No. PLAYER S PTS 3FG FG FT F REB AS ST BS TO MIN
M A M A M A OR DR TOT
1 古木 梨子 2 0 0 1 4 0 0 0 0 1 1 0 1 0 2 11:05
3 イベエスター チカンソ 0 0 0 0 1 0 0 0 2 3 5 0 0 0 0 5:23
5 パレイ のりこ 4 0 0 2 2 0 0 4 0 1 1 0 0 0 0 5:05
7 洪 潤夏 2 0 0 1 1 0 0 0 1 0 1 0 0 0 0 6:19
8 ジョシュア ンフォノボテミトペ 17 0 0 7 9 3 4 3 3 7 10 0 3 2 2 34:32
12 木村 亜美 19 1 2 6 10 4 4 2 0 3 3 0 2 0 4 35:21
15 首藤 祐希 DNP
16 髙野 柚希 DNP
17 矢島 里都 DNP
18 池松 美波 10 2 5 2 5 0 0 0 2 1 3 2 0 0 2 35:42
22 林 真帆 9 1 7 1 6 4 5 1 1 3 4 0 0 0 0 28:04
25 伊森 可琳 5 0 2 1 4 3 4 3 1 2 3 0 2 0 1 30:39
28 文屋 萌々華 DNP
32 中澤 梨南 DNP
77 岡本 美優 13 3 11 1 5 2 2 1 0 3 3 0 2 0 1 32:47
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 3 3 6 0 0 0 0 00:00
合計 81 7 27 22 47 16 19 14 13 27 40 2 10 2 12 250:00

白鴎大学

HC:佐藤 智信
No. PLAYER S PTS 3FG FG FT F REB AS ST BS TO MIN
M A M A M A OR DR TOT
4 山下 詩織 2 0 0 1 5 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 15:12
5 樋口 鈴乃 4 0 0 2 2 0 0 1 0 1 1 1 0 0 1 12:31
6 桐原 麻尋 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1:08
7 鈴置 彩夏 25 2 3 9 12 1 1 2 1 3 4 4 1 1 1 34:02
8 佐藤 多伽子 0 0 0 0 1 0 0 1 0 2 2 0 0 0 0 8:35
9 大竹 優香子 2 0 2 1 2 0 0 1 1 2 3 0 0 0 0 16:26
10 舘山 萌菜 5 1 1 0 0 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 10:33
11 髙木 愛華 DNP
12 松永 夏海 5 1 1 0 4 2 2 0 0 1 1 0 0 0 0 10:31
13 高田 栞里 DNP
14 小林 美穂 3 1 3 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 0 7:19
15 三浦 舞華 8 2 4 1 5 0 0 0 1 3 4 0 2 0 0 26:38
16 田中 平和 4 0 0 2 4 0 1 5 0 2 2 0 0 0 1 13:50
17 大村 早和 10 2 8 1 5 2 2 3 2 1 3 0 0 0 3 30:39
20 オコンクウォ スーザン アマカ 6 0 0 2 8 2 5 3 8 13 21 0 3 1 1 37:36
チーム 0 0 0 0 0 0 0 0 2 3 5 0 0 0 2 00:00
合計 74 9 22 19 48 9 13 20 15 31 46 5 6 3 9 250:00

GAME REPORT

総合力の高さで決勝への一手を掴み取りたい東京医療保健大学と、挑戦者としての一心を胸に次戦へと駒を進めたい白鷗大学による準決勝。緊張感が漂う中、序盤から繰り広げられる激しい攻防が無観客会場をも激らす。滑り出し好調な医療保健大は持ち前の安定力でコンスタントに得点を重ね続け、危ないシーンも冷静に対処し試合を展開する。対する白鷗大は、昨年から大きく変わったメンバーで予想を大きく上回る大躍進を見せ、昨年のインカレ女王を脅かしつつしっかりとチームプレイを発揮する。互いに個々の力を出し尽くし奮闘すると試合は延長戦へ持ち込まれるが、最後は冷静さを保ちながら、終始一貫してチームプレイを崩さなかった医療保健大が白星を挙げた。


第1クォーター、序盤、医療保健大#77岡本の3Pシュートが戦火を切ると、続いて#12木村から#8テミトペに渡った華麗なアシストパスでコンビプレイが決まり、医療保健大が好調なスタートを切った。対する白鷗大も臆することなく、#17大村の3Pシュートを始め、#20アマカの果敢なプレイで巻き返しを図る。終盤、途中出場の白鷗大#5樋口のドライブが光り17-21、白鷗大が僅かにリードし第1クォーター終了。


第2クォーター、序盤、4点のビハインドを追う医療保健大はディフェンスにギアを入れ、ゴール下の支配を徹底する。加えて#77岡本、#12木村の安定した得点力で逃げる白鷗大を掴んで離さず、5点差を広げることなく冷静にゲームを展開する。しかし白鷗大の勢いは止まらず、#7鈴置を中心にコンスタントに得点を重ねる。終盤、医療保健大も徐々に追い上げを見せ、残り47秒、#77岡本のフリースローでついに逆転すると、#12木村がダメ押しのレイアップをねじ込み37-34、白鷗大に3点差をつけ返し前半終了。


第3クォーター、序盤、前半の勢いそのままに激しい攻防で試合が展開される。白鷗大が#15三浦、#17大村の3Pシュートで魅せる傍ら、医療保健大#8テミトぺがゴール下での華麗なステップワークで白鷗大のディフェンスを掻い潜り得点。中盤、医療保健大#12木村が得意の右レイアップで連続点を決めると、白鷗大も負けじと、#20アマカをはじめチーム全員で食らい付く。終盤、ともに得点を奪い合い膠着状態に陥った両者は均衡を保ったまま58-57、最終クォーターへ。


第4クォーター、序盤、張り詰めた緊張を破ったのは今試合初出場の、白鷗大#14小林の3Pシュート。この得点を皮切りに白鷗大は勢いが増し、#7鈴置の連続ポイント、#15三浦のスティールが功を奏し逆転に踏み切る。残り5分、両者ともに譲らない展開が続き、互いにプレッシャーを感じながらも白鷗大#16田中が希望の2点を押し込むと、続いて#7鈴置も得点し躍動。対する医療保健大は迫り来る白鷗大に一瞬の怯みも見せず、ウィークポイントをしっかり押さえ込み逆転を許さない。残り16秒、2点ビハインドを背負う白鷗大は、#7鈴置のブレイクで待望の2点を得ると70-70、勝負は決まらず延長へ。


オーバータイム、序盤、得点を許せない医療保健大は堅いガードで白鷗大を牽制すると、#25伊森、#1古木の健闘で4点リードを得る。白鷗大はフィニッシュに#20アマカ、#10舘山を起用するも得点が望まれず、焦りを催す。終盤、医療保健大#12木村が締めの3Pシュートを沈め81-74、終始凄まじさが感じられる試合展開をみせた両者だったが、医療保健大の落ち着いたプレイがこのゲームの必勝点となった。白鷗大は先手必勝ならず、相手の猛攻を押さえ込んだ医療保健大が決勝へと駒を進めた。

小荒井 春菜