2019.11.28

11チームの最後の1枠を勝ち取ったキャプテン二渡「絶対にこの舞台でプレーをする」/ 順天堂大学

 12月9日(月)より、第71回全日本大学バスケットボール選手権大会(#インカレバスケ)が開催されます。関東女子からは加盟校を代表してリーグ戦上位11チームが参戦します。今日は関東11位、順天堂大学をご紹介致します。


 2部Aブロック8勝6敗で3位、出場11枠の最後の切符を掴んだのが順天堂大学だ。10月27日に行われたリーグ最終戦、勝てばインカレ出場、負ければ引退が決まる一戦で、それまで無敗を誇った日本体育大学に54-48で勝利し8個目の白星を勝ち取り、2年連続13回目のインカレ出場を決めた。


 順天堂大学は脚を使った粘り強いディフェンスからリズムを作り、トランジションの速い攻撃や積極的に3Pシュートを狙うスピーディーなバスケットを展開する。

 チームの主軸を担うのは激しいディフェンスを見せるガードの#8酒井 麻菜(4年/中央大横浜高)や3Pシュートを得意とする#10船生 友香(3年/開志国際高)、力強いドライブを武器とする#5田村 衣莉(3年/聖和学園高)、安定したシュート力に加え守備での貢献度も高い#35植松 莉佳(3年/東京成徳大高)ら上級生。

(#35 植松 莉佳)

 中でもポイントゲッターとなるのは、#9濱西 七海(3年/東京成徳大高)だ。強気なゴールアタックやエリアを問はないシュート力に加え、トリッキーなパスで会場を沸かせる。リーグ戦では全14試合に出場し、1試合平均13.6得点(7位)、3ポイント同2.4本(2位)、アシスト同2.8本(2位)とスタッツ面にもその活躍が現れた。

(#9 濱西 七海)

 さらにインカレでは、要所で決まる3Pシュートで勢いづける#30武藤 優(4年/富士学苑高)やアグレッシブなリバウンドでセカンドチャンスを作る#56玉澤 朋実(4年/佐原高)、落ち着いたゲームコントロールやドライブが魅力の#6二渡 琴音(4年/明星学園高)ら最上級生の活躍に期待したい。

(#30 武藤 優)


 チームのキャプテンを務める二渡選手にインカレを2週間後に控えた今の率直な気持ちを尋ねると、「全く緊張をしていないといえば、嘘になりますが緊張というよりもワクワクや楽しみ!という気持ちがとても強く、早く試合をしたい!という気持ちでいっぱいです。」とコメント。

 チームの状態については、「1日1日の練習を集中して最後までやり切っている日が多く、全員怪我なくここまできているのでインカレに向けて最高の状態だと思います。」と準備は万端のようだ。

 インカレの目標については、「チーム全員で走るバスケを展開し、苦しい時こそチームの和で戦い抜き勝利を掴みます。」と意気込みを述べた。

 最後に、二渡選手自身のインカレへの想いについて尋ねると、「昨年、インカレ前に靭帯を切ってしまい悔しい思いをし、来年絶対にこの舞台でプレーをする。という気持ちでこの1年間やってきました。チームの仲間や、監督、コーチ、保護者の方、そしてなにより家族の支えがあったからこそ、今の自分がいてこのインカレの舞台に立てると思っています。なので、たくさんの人に感謝の気持ちが伝わるよう全身全霊をかけて戦い、最高の笑顔で終われるよう頑張りたいと思います。」と胸の内を明かした。

▼二渡 琴音(順天堂大/4年/NO.6/明星学園高)


 順天堂大学は12月9日、初日の第1試合、インカレ開幕戦で関西学院大学と対戦する。昨年のインカレでは一回戦で関西1位の大阪体育大学に64-65で惜しくも敗れ初戦敗退、悔しい結果に終わった。万全の状態で臨む今大会では、脚を使った順天堂大学の持ち味とするバスケットと元気な応援を武器に、ベスト16、さらにはベスト8の壁に挑む姿に注目したい。


▼初戦

日時:12月9日(月)11時30分~

会場:エスフォルタアリーナ八王子Aコート

対戦:関西学院大学(関西3位)


▼ロスター

https://jubf.jp/game/university-detail/id/65/type/intercollege/y/2019/s/women


▼大会公式サイト

https://jubf.jp/game/index/type/intercollege/y/2019/s/women


▼日程 ※女子

2019年12月9日(月)~14日(土)

▼会場

エスフォルタアリーナ八王子(12月9日~11日)

駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館(12月12日~14日)

#大学バスケ #大学日本一決定戦

Writer
松本 さくら(マツモト サクラ)

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