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決意を固めるエースの折居「必ずセンターコートに立ちます」/ 日本体育大学
12月9日(月)より、第71回全日本大学バスケットボール選手権大会(#インカレバスケ)が開催されます。関東女子からは加盟校を代表してリーグ戦上位11チームが参戦。今日は関東7位、日本体育大学をご紹介致します。
今季のリーグ戦では13勝1敗と2位以下に差をつけ2部Aブロック優勝、入替戦の結果1部リーグ復帰を果たした日本体育大学。粘り強いディフェンスやリバウンドから速攻を仕掛ける速い展開を得意とするチームだ。
キーマンとなるのはポイントガードの#24玉置 愛理(3年/岐阜女子高)。スピードを生かしたゲームメイクと的確なアシストパスが光る。ディフェンスの隙をつくパスで味方の得点を生み出しつつ、自らもドライブで得点できる能力がある。さらに、今年のリーグで活躍の目立った4年生ガードの#12篠原 弥玖(国本女子高)は、落ち着いたボールコントロールと要所で決める3Pシュートが印象的だ。
(#12 篠原 弥玖)
そしてパワフルなプレーが魅力のセンター、#15久米 捺美(4年/札幌山の手高)。力強さだけでなく器用なポストプレーでインサイドの要となる。加えて、183cmの高身長を生かしたゴール下の合わせや正確なミドルシュートで得点を重ねる#11 呉 侑萱(3年/淡水商工高)やキレのあるドライブや思い切りのいいシュートでチームを勢いづけるルーキーの#13 安江 沙碧梨(1年/岐阜女子高)もチームの主軸となる。
(#15 久米 捺美)
中でも注目は4年目にしてその存在感の強さが増した#16折居 七海(4年/就実高)。下級生時代から試合に出場し、リバウンドやディフェンスでコツコツと貢献する印象であったが、4年目のリーグ戦では群を抜いて輝きを放った。オフェンスでは合わせのプレーや正確なシュートで得点を量産し、ディフェンスではリバウンドを拾ったかと思えば速攻で先頭を走る。攻守にわたりチームを引っ張りチームを鼓舞するエースと言える存在なのではないだろうか。そんな折居選手にインカレを目前に控えた今の率直な気持ちを尋ねると、「学生バスケもいよいよ最後という気持ちと、インカレの舞台に立てる事が楽しみです。」とコメント。チームの状態については、「リーグ戦・入替戦が終わり、チームの目標を再確認し、全員が同じ方向に向けて団結出来ていると思います。」と自信を持って答えた。
また、チームのインカレの目標については「全員で戦い、必ずセンターコートに立ちます。」と決意を表した。最後に、折居さんにとってインカレはどんな大会か尋ねると、「4年間の集大成となる大会でもあり、このメンバーで戦える最後の大会なので最高の結果を残す事と、これまで支えてくださった方々に感謝を込め、1試合ずつ全力で戦いたいと思います。」と意気込みを述べた。
▼折居 七海(日本体育大/4年/NO.16/就実高)
リーグ戦では全14試合にスタメンで出場し、1試合平均17.4得点(3位)、10.4リバウンド(4位)を記録した。
日本体育大学は9日、開幕戦となる試合で東北学院大学と対戦する。1回戦、2回戦はアリーナの2面を使って行われるため、センターコートが使用されるのは準々決勝が行われる駒沢オリンピック公園総合運動場体育館からだ。昨年、一昨年と2年連続で拓殖大学との2回戦で敗れ、ベスト16敗退とセンターコートに立つことはなかった。1回戦に勝利すると2回戦では、第2シードの愛知学泉大学と関西5位の武庫川女子大学の勝利チームとの対戦となる。2016年のインカレ、現4年生が1年生の時に2回戦で敗れたのが愛知学泉大学だった。ベスト8の壁を破り、センターコートに立つことができるか。主力の多くを4年生が担う日本体育大学のコート上での気迫のこもったプレーと、ベンチ、サポートメンバーから応援の後押しを受け、様々な想いがぶつかり合う最後の大会で、どこまで上り詰められるのか。日本体育大学のさらなる躍進に期待したい。
▼初戦
日時:12月9日(月)11時30分~
会場:エスフォルタアリーナ八王子Bコート
対戦:東北学院大学(東北2位)
▼ロスター
https://jubf.jp/game/university-detail/id/59/type/intercollege/y/2019/s/women
▼大会公式サイト
https://jubf.jp/game/index/type/intercollege/y/2019/s/women
▼日程 ※女子
2019年12月9日(月)~14日(土)
▼会場
エスフォルタアリーナ八王子(12月9日~11日)
駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館(12月12日~14日)
#大学バスケ #大学日本一決定戦