2019.12.04

キャプテンの内山「チーム全員の笑顔が見られるよう、集大成としてやり切るだけ」/ 早稲田大学

 12月9日(月)より、第71回全日本大学バスケットボール選手権大会(#インカレバスケ)が開催されます。関東女子からは加盟校を代表してリーグ戦上位11チームが参戦します。今日は関東5位、早稲田大学をご紹介致します。


 今季のリーグ戦では7勝7敗と上位チームから勝ち星を奪えず、昨シーズンのリーグ戦女王が5位にとどまる結果となった。しかし、早稲田大学の持ち味とする速い展開のバスケットは健在。インカレでも得意とするバスケットを見せてくれるだろう。

(#33 中田 珠未)


 チームを引っ張るのは、下級生時代から主力としてチームを支えてきた4年生だ。学生で唯一日本代表に選ばれた経験を持つ#33 中田 珠未(4年/明星学園高)は、182cmと高身長ながらスピードのあるドライブや高い身体能力を生かしたリバウンドが光る。さらにリーグ戦で3ポイント王を獲得したシューターの#5 細貝 野乃花(4年/聖カタリナ女子高)や、ドライブや3Pシュートと安定したプレーでハードワークを続ける#23 澁谷 咲月(4年/大阪薫英女学院高)、エリアを問はないシュート力で得点を重ねる#25 中村 美羽(4年/昭和学院高)ら学生最後の大会となる4年生に期待したい。

(#23 澁谷 咲月)

 加えて、早稲田大の司令塔として成長を見せる#26船生 晴香(3年/開志国際高)や、積極的に仕掛けるドライブでチャンスを作る#11 神山 夢来(2年/埼玉栄高)の活躍も期待される。


 中でも注目したいのはキャプテンの#37 内山 未悠(4年/桜花学園高)だ。合わせのプレーに加え自らドライブでチャンスを生み出し得点をあげる。そしてアグレッシブなリバウンドやルーズボールなどの球際の強さや、豊富な運動量を生かしたプレーでチームを鼓舞する。

 そんな内山選手にインカレを直前に控えた今の気持ちを尋ねると「いよいよだな、という感じです。ずっと目標に掲げていた大会なので緊張もしますが、楽しみでもあります。思いっきりやれたらと思います。」とコメント。チームの状態については「やっと全員揃い、あとはやるだけ。それぞれがどんな状況であれ、チームのために全員が少しでも成長できればもっと強くなるはずです。」と前を向く。

 インカレの目標は「日本一です。」と話し、「個人的に最後の大会なので、これまで応援してくださった方々に感謝の気持ちを伝えられるよう、そしてチーム全員の笑顔が見られるよう、頑張りたいです。集大成としてやり切るだけです。」と意気込みを話した。


▼内山 未悠

(早稲田大学/NO.37/4年/桜花学園高)

リーグ戦では全14試合にスタメンで出場し、1試合平均17.9得点(4位)、同7,4リバウンド(8位)、同2.1アシスト(6位)を記録。

マルチな活躍でチームを牽引した。


 早稲田大学は10日、九州地区の西南女学院大学との初戦を迎える。昨年は優勝候補に挙げられるも2回戦、筑波大学との大接戦に敗れベスト16敗退と涙をにじませた。主力の多くを4年生が担う今大会、最後の大会であるインカレにかける強い気持ちを胸に、日本一を目指した今シーズンのこれまでの過程を活かし、最後の大会で花を咲かせることができるか。早稲田大学の試合から目が離せない。


▼初戦

日時:12月10日(火)13時10分~

会場:エスフォルタアリーナ八王子Bコート

対戦:西南女学院大学(九州3位)


▼ロスター

https://jubf.jp/game/university-detail/id/36/type/intercollege/y/2019/s/women


▼大会公式サイト

https://jubf.jp/game/index/type/intercollege/y/2019/s/women


▼日程 ※女子

2019年12月9日(月)~14日(土)

▼会場

エスフォルタアリーナ八王子(12月9日~11日)

駒沢オリンピック公園総合運動場 体育館(12月12日~14日)

#大学バスケ #大学日本一決定戦

Writer
松本 さくら(マツモト サクラ)

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